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<記事紹介> QRコードの規格統一へ 出遅れに危機感、オールジャパンで普及に弾み

SSL研究員が、気になったWeb記事を紹介、コメントします。

<引用元:ITmedia NEWS>
QRコードの規格統一へ 出遅れに危機感、オールジャパンで普及に弾み
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1807/04/news046.html

要約;

  • 諸外国のキャッシュレス決済は確実に浸透していて、韓国は90%、中国は60%、そのほかの国でも40〜60%くらいの普及率。いっぽう日本では18%とかなり低く、大きく後れを取っているのが現状。
  • 日本は、クレジットカードをはじめキャッシュレス決済の手段は諸外国にくらべても多彩でありながらも、利用率が低い。キャッシュレス決済サービスを展開する業者や店舗の思惑がかみ合わず、「本命」を絞れないでいることが普及妨げている。
  • そこで、海外でキャッシュレス決済の主流となっているQRコード決済について、普及を早めるべく日本でも規格を統一することが決まった。提供側の思惑ばかりではなく、利用者にとっての利便性をきちんと追求できるかが、今後の普及の鍵となる。

SSL 安田コメント

QRコードを利用した決済の本格的な普及にはセキュリティ面の課題、読み取り精度や不正防止対策の課題など技術的なハードルもありますが、それ以上に、決済手数料の低減策、店舗への決済端末の普及方法、不正や誤動作による誤った決済に対する保証方法など多岐に渡る課題を解決する事に時間がかかるだろうと予想しています。

SSL 難波コメント

日本でキャッシュレス化が進まないのは、その方法が無いからではありません。
記事にもあるように、むしろその方法は外国と比べても多彩です。日本ではキャッシュレスのメリットが感じられず、現金のほうが安全だと思っている人が多数いることが普及が進んでいない主な原因であると考えます。
その中で、セキュリティー面に課題の残るQRコードに対して、たとえ規格統一を行ったとしても、ユーザーに対してよほど大きなメリットを提供できなければ、日本でのスマホ決済の本命になるのは難しいと思われます。

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(スマートサウンドラボ)

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