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データ無償提供!「ノブを握らずにドアを開ける」ドアオープナー作りました

安田です。
先日、家族でテレビを見ていると長男が、
「最近、古いドラマを見ると違和感あるよね...」
聞くと、コロナ禍でドラマの撮影ができず過去のドラマが放送される事が多いが、ドラマのシーンで人と人との距離が近く違和感があると。
確かに、ドラマを見て人が集まるシーンのたびに毎回「近い近い」とツッコミをいれている気がする...

影響はオフィス生活にも現れている。弊所でも在宅勤務のメンバーがいたり、オフィスには皆で使う消毒用のアルコールとハンドクリームがあり、マスクを皆に支給...ソーシャルディスタンスで会議を行い人数が多い時は、出社メンバーは自分の席、在宅メンバーは自宅からネットミーティングに参加して全体会議を行うなど、これまでとの違いに目が眩む思いがする...ドアのノブを触るのに気を使うなど考えもしなかった事である。そして物不足...マスクが店から消え、消毒用のアルコールもハンドソープも無くなり、十分あるはずのトイレットペーパーまでが一時品薄状態...医療関係ではマスクはもとよりフェースシールドや防護服も品薄の状態になっている。そんな中、ある日、知り合いの開業医から大阪大学のフェースシールド(http://www.project-engine.org/faceshield.html)を作るにはどうしたら良いかとLINEが来た。

スマートサウンドラボでは、音の実験用の設備を使って様々な実験を行っている。プラスチック筐体に内蔵されたスピーカーからの音が距離や場所によってどのように拡散・反射してスマホに届くか、環境ノイズの大きさにより音通信がどのように影響を受けるかなどを無響箱と呼んでいる実験用の設備の中で測定する。測定用にマイクをリモートで動かして自動測定する設備を自作している。写真1のようなもので、マイクを固定するパーツを設計しラボにある3Dプリンターで作成する。以前は木を加工して作っていたが、3Dプリンターが普及してからはとても便利に活用している。社内slackに大阪大学のフェースシールドを欲しがってる友人の話を書き込むと、池田研究員が3パターンのフェースシールドを出力してくれ、友人の病院で使われている。

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写真 1

さて、オフィス生活に話を戻すと、対策をする中でドアノブの問題が浮上してきた。
弊所の入り口のドアは重い鉄の扉で丸ノブのため、べったりドアノブを持って回して引っ張ったり押したりして開閉する必要がある。まず試したのは、市販のゴム製で丸ノブにはめて使うパーツで、これは丸ノブに触らず回転できるため押してドアを開ける場合に大変便利なものであったが、引くときには変形して開かないためNG。次に考えたのはドアのノッチ(ドアが閉まる部分の壁側に飛び出して引っかかる部分)を飛び出なくする事。これは、消しゴムを良い形に工作して詰める事で出なくなり、ドアを押すときには、ドアノブを触らなくても良くなった。しかし、これもドアを引いて開ける時には触る必要がある。重いドアなのでやっかいだ...腕がはいって腕で開けられるようなレバーをドアに取り付けられないか?池田研究員に、そういうのあると便利なんだけどなあとつぶやいた所、次の日に出社するとなんとすばらしい作品が出来ているではないか。

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写真 2

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写真 3

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写真 4

写真(2,3,4)のように4つのパーツから構成され、ノッチを抑える機構まで付いており、腕を入れて引っぱることで手のひらで触らずに開けることができる!名付けてドアオープナー。大阪大学のフェースシールドや3Dプリントマスク(https://www.rootech360.com)を参考にさせて頂いているのでスマートサウンドラボでも、どこかの誰かの助けになれば良いなという気持ちでドアオープナーのデータを公開する事にします。

この難局を皆で乗り越えましょう!

ドアオープナーのデータのダウンロードはこちら≫ (zip形式1.2MB)

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Smart Sound Lab
(スマートサウンドラボ)

URL: https://smartsoundlab.com
所長:安田 寛 Hiroshi Yasuda

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