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「キャッシュレス化」の影で加速するポイントカードレス 紙よりスマホアプリの理由

行きつけの飲食店やアパレル店、スーパーや美容室など、お店のポイントカードが財布を厚くしていませんか?電子マネーやスマホ決済が浸透し、現金を持たなくなることで財布が軽量化する中、紙のポイントカードが淘汰されつつあります。そこで、より快適なスマートフォンライフを創造するために研究調査しているスマートサウンドラボ(以下、SSL)では、全国の20代〜50代の男女100人を対象に、ポイントカードのアプリ化に関する調査を実施しました。

「お店のポイントカードをアプリ化した経験がありますか?」の問いに、54.4%の人「ある」と回答しました。「使ったことがない」38.8%をはるかに上回る結果となりました。さらに、「ある」と回答した人たちに、その理由をたずねました。

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(SMART SOUND LAB調べ)

財布のトレンドがポイントカードのスマホ化を後押し

紙のポイントカードをアプリ化した理由で圧倒的に多かったのが「財布がかさばるから」でした。キャッシュレス化が徐々に浸透する中で、財布のトレンドにも変化が出てきたようです。日経トレンディ(2018年7月23日号)でも『最新コンパクト財布 驚きのカード&小銭の収納力』と特集が組まれるなど、財布の小型化、コンパクト化が進んでいます。次いで多かったのが「とても便利だと思ったから」で45.8%、「ダウンロードするとお得な特典がもらえたから」で35.6%と、利便性の高さが理由でした。SSL所長の安田は「紙のポイントカードからアプリへ移行する事業者は明らかに増えている。今後は個人商店のような汎用性の低い紙のポイントカードは生き残りが難しくなっていくだろう」と見解を述べています。

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(SMART SOUND LAB調べ)

まとめ

  • ポイントカードのアプリ化に関する調査をおこなった
  • 半数以上がポイントカードのアプリ化をしていると回答
  • その理由は、「利便性」よりも、「財布がかさばるから」が圧倒的に多かった
  • 事業者でも、ポイントカードのアプリ化の動きが加速している
  • 個人店の紙のポイントカードは汎用性が低いことで、ますます淘汰されて行く

SMART SOUND LAB記事の引用について
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【スマートフォンによる決済サービス利用者の実態把握調査】
調査主体:SMART SOUND LAB
調査方法:インターネットリサーチ
調査対象: 北海道、東京都、愛知県、大阪府、福岡県在住の20代〜50代の男女100人
調査時期:2018年11月
※ 本文の数値は四捨五入した整数で表記しています。
※ 百分率表示は四捨五入の丸め計算をおこなっており、合計が100%とならない場合があります。

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Smart Sound Lab
(スマートサウンドラボ)

URL: https://smartsoundlab.com
所長:安田 寛 Hiroshi Yasuda

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