株式会社スマート・ソリューション・テクノロジー(本社:東京都新宿区/代表:山川進)が運営する、より快適なスマートフォンライフを創造するために研究・調査しているスマートサウンドラボ(以下、SSL)は、2019年1月に実施した「スマートフォン決済に関する調査の後追い調査を2019年6月4日に実施しました。調査によって日常的にスマートフォンで決済をしている人の割合は、前回の調査(2019年1月)の24.4%から30.8%に増加したことが判明しました。これはつまり5ヶ月でスマホ決済をする人の普及率が2割強(6.4ポイント)増加したことを示しています。スマートフォンによるキャッシュレス決済が確実に浸透している原因をSSLが検証しました。
利用者率5ヶ月で3倍増!キャッシュレス社会を牽引している場所が調査で判明!
「あなたは、スマートフォン決済をこれまでどんなこと/どんな時の支払いに利用しましたか?(複数回答可)
とたずねたところ、この5ヶ月で大きな変化が見られました。1位の回答はどちらも「コンビニ」でしたが、前回の調査で「コンビニ」と回答した人が25.7%(53/206)だったのに対し、6月には72.8%(150/206)と急増しています。「日常的にスマホ決済を利用している人
全体からコンビニでスマホ決済を利用している人の割合に注目してみると、1月は全体の6.2%だったのに対し6月は22.4%と3倍以上に増えていることがわかります。つまり、日本でキャッシュレス決済の普及を牽引しているのはコンビニだと言っても過言ではありません。
(SMART SOUND LAB調べ)
スマホ決済のインフラが整備されている唯一の場所
下の表の通り、コンビニエンスストアではスマホ決済のインフラが整備されつつあります。ユーザーが使いたい手段やサービスをこれほど選択できる環境は、日本ではコンビニ以外思いつきません。しかし、先ほどの調査結果を比較してわかる通り、1月の調査では回答が「環境」や「状況」だったのに対し、6月の調査では「具体的な場所」に変化しています。これは、コンビニ以外でもスマホ決済を導入した店舗が増えている証拠です。キャッシュレス社会を実現するには、加盟店側のインフラ整備が必要不可欠です。最近では大手決済事業者がキャッシュバックキャンペーンをおこなうなど、加盟店を増やすために各社が様々な手を打っています。SSL所長の安田は「ユーザー向けのキャンペーンのようにあまり表面化していませんが、決済事業者による加盟店向けのキャンペーンが今後益々増えてくるでしょう。特定の決済サービスを使える場所が増えれば、利便性が上がりそのサービスを使う人も増えます。逆に使える場所が少ないサービスはどんどん淘汰されていくでしょう」と述べています。決済事業者による顧客争奪戦と加盟店争奪戦は、今後益々加熱することが予想されます。
まとめ
- スマホ決済の普及率が5ヶ月で2割強も増加していることがわかった
- スマホ決済を利用している場所の1位は前回と同様にコンビニだった
- コンビニでスマホ決済をする人の割合が5ヶ月で3倍以上に増えた
- スマホ決済のインフラが整っているコンビニがキャッシュレス社会を牽引していたことがわかった
- 決済事業者による加盟店向けのキャンペーンが展開されていて、顧客争奪戦だけでなく、加盟店争奪戦も各社がしのぎを削っている
SMART SOUND LAB記事の引用について
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【スマートフォンによる決済サービス利用者の実態把握調査】
調査主体:SMART SOUND LAB
調査方法:インターネットリサーチ
調査対象:日本全国の10代〜60代の男女206人
調査時期:2019年6月4日〜5日
※ 本文の数値は四捨五入した整数で表記しています。
※ 百分率表示は四捨五入の丸め計算をおこなっており、合計が100%とならない場合があります。